雷は空からだけじゃない!噴火の際に発生する「火山雷」が桜島でも確認された
2016/02/16
本日2/5、鹿児島県の桜島が噴火しました。今のところ被害の報告などはないようで何より・・・
ところで、噴火の様子がNHKでも放送されていましたが、雷のようなのが発生していたの観た方もいたのではないでしょうか。
これは「火山雷」と呼ばれるものらしいです。
桜島が噴火した時の映像です。 pic.twitter.com/DBkQX9uS1T
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2016, 2月 5
はっきりと、雷のように雷光が走っているのが確認できますね。
これを最初に観たとき、驚かれた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、この火山雷についてちょっと調べてみました。
雷は粒子の帯電で起こる
雷はてっきり空からしか降らないものだと思っていましたが、メカニズム上は噴火によっても起こるみたいです。
雷の発生メカニズムは簡単に言えば、「粒子の帯電」。
これだけだとなんかぴんと来ないのですが、ようは細かな粒がこすれ合うと電気を帯び、これが放電されると雷になるということ。
もっと身近な、もので言えば、ドアノブを触ろうとしてばちっとくる静電気ですね。
規模は違えど、原理は一緒です。
噴火の際は、火山灰や空気中の水蒸気が空中に放り出されるのですが、その微細な粒子が空気中でこすれ合って、電気を帯びます。
そして、空中で放電されることで雷が発生します。
通常の空からドーンと落ちる雷もとっても怖いですが、あれは、空気中の水蒸気や微粒子の摩擦によって生じたです。
しかし、今回の桜島の噴火でみられた火山雷は、もっと大きな粒子がこすれること、また爆発というとても大きなエネルギーによるものなので、雷のエネルギーのくらべものにならないくらい、大きいことも多いそうです。
ただ、流動性の高い、ようはドロドロの溶岩を伴った噴火の場合は、その溶岩が電気をとても通しやすい性質を持つために、この火山雷は発生しないんだそうです。
実際、この火山雷はなかなか見られない減少らしいですよ。
今回の、桜島の噴火ははっきりと火山雷が確認できます。貴重な映像なのでしっかりとみてみてください。
このような自然現象についても、この機会にちょっとした雑学として覚えておいてそんは無いかもね。